PS5 Proの価格が12万円と非常に高価だったため、ゲーミングPCと比較されるほどになってきました。
筆者も「PS5 Proを買うならゲーミングPCを買え」というワードに言及した記事を書きましたが、ゲーミングPCならではの部分の掘り下げが弱いかなと思います。
gamechoice-guide.hatenablog.jp
今回はゲーミングPC側のメリットについて掘り下げて、PS5 Proでは何が代替できないのか、どんな目的ならゲーミングPCの方が良いのか語っていこうと思います。
PS5 Proには無いゲーミングPCならではのメリット5選
- シンプルに「パソコン」だという点
- PCゲームにMODを導入して楽しめる
- PS5やSwitchに無いゲームが豊富&配信でも人気
- 高fps環境でシューター系タイトルを遊べる
- 人には言えないアダルトな要素
今回はPS5 Proでは楽しめないゲーミングPCならではの要素について紹介していきます。
実際のところ筆者もパソコンで遊べるゲームは友人とマルチプレイの予定などが無い限り、パソコンで遊ぶようにしているほどです。
シンプルに「パソコン」だという点
当たり前なことですが、PS5はゲーム機でゲーミングPCはパソコンです。
ゲーム以外の用途を楽しみたい、やってみたいと考えている方なら当然パソコンの方が優先度は上がります。
- 動画投稿や配信をしてみたい
- 3DCGやイラストに興味がある
- DTMやボカロを使って音楽製作をしてみたい
- 大きな画面で動画コンテンツや配信を楽しみたい
- Androidエミュレーターでスマホゲーを遊びたい
- 最新のAIを体験してみたい
PS5でも配信はできますが機能は限定的で自由度はありません。
動画コンテンツも決められたものしか楽しめず、パソコンと違ってマルチタスクができない点がネックです。
一方でパソコンならスペックさえあれば色んなことをマルチタスクで楽しめるのが大きなメリットとなります。
筆者はモニターを3枚用意してトリプルディスプレイにしており、この快適さはパソコンならではだなあと感じます。
また、パーツを交換して使い続けられる点もゲーミングPCのメリットです。
PCゲームにMODを導入して楽しめる
PCゲームならではの要素としては、やはりMODを導入できる点は見逃せません。
見た目を変えるようなMODはもちろん、ゲームの効率化を測るためのMODも沢山あります。
特に古いゲームなんかは加速MODや確率を調整するMODを入れてやると快適に遊べるので、オリジナルの体験を損なわないように効率化することも可能です。
MODと言えば『Skyrim』!はあまりにも老人過ぎるか。
PS5やSwitchに無いゲームが豊富&配信でも人気
個人的にゲーミングPC最大のメリットだと感じている点が「ゲームの豊富さ」です。
ゲーム配信プラットフォームのSteamはもちろん、同人ゲームや、DLSiteやFANZAで配信されている大人向けのゲームも楽しめます。
筆者の私事ですが、最近は『Lethal Company』と『7 Days to Die』をフレンドとマルチプレイで楽しんでいます。
何気にDiscordで通話をしながらPCゲームを楽しみ、脇目で誰かの配信を見るというのもパソコンならではのプレイスタイルですね。
ちょっと前までは『Escape from Tarkov』や『Dark and Darker』のような脱出系?ジャンルを好んで遊んだりもしていました。
配信でブームになるゲームはパソコンでしか遊べないことも多く、羨ましいなあと指を咥えてみている方も多いんじゃないでしょうか。
超低価格の苦行ゲーム(ポゴや壺おじ系)や、低価格なホラーゲーム(チラズアートなど)なんかも配信ではよく見かけますね。
個人的に今後期待しているゲームとしては『メカブレイク』があり、こちらはPC版限定でテストが幾度となく行われました。
人気ゲームのベータテストに参加できる・家庭版に先駆けてゲームを遊べるのもゲーミングPCならではの体験です。
PCならではのゲーム体験を挙げるとキリがないのでこの辺りにしますね。
高fps環境でシューター系タイトルを遊べる
せっかくパソコンでゲームをするなら、キーマウ操作かつ高fpsでFPS・TPSを楽しみたい方も多いかと思います。
PS5 Proでも120fpsでのゲームは可能だと思いますが、一部のゲームを除いて家庭版向けにfps制限がかかっていることが多い点がネックです。
一方でゲーミングPCならパソコンのスペックさえ高ければ240fpsでもゲームを楽しめます。
ただし240fpsで遊ぶには240Hzゲーミングモニターも必要になり、こちらは約7~9万円の予算がかかるので非常に高価です。
筆者が使っているモニターは上記のBenQの240Hzモデルですが、8万8,000円もするのでこの時点で買えねーよという意見もありそうですね。
FPS・TPSで勝ちたい!とにかく良い環境で遊びたい!といった欲求がない限りはfps値についてはこだわらなくても良いかもしれませんね。
人には言えないアダルトな要素
PS5 Proのような家庭用ゲームでは当然ながらアダルトゲームは遊べません。
特にSONYはかなりソッチ方向には厳しい傾向にあり、最近は任天堂の方が寛容な気がしています。
一方でパソコンならDLSiteやFANZAで発売されている成人向け同人ゲームや、エロMODの導入、イラスト系AIなども楽しめます。
今はもう販売終了しましたが、『コイカツ!』という3Dカスタムゲームを遊びたいがためにパソコンを買った人も結構いたそうです。
PS5 ProがゲーミングPCを超える点
- ゲームを遊ぶためのコスパはゲーミングPCを超える
- PS5専売タイトルを遊べる
- チーターに出会わない
- PC版より家庭版の方がプレイ人口は多い
- 最適化されていてPC版よりパフォーマンスが出やすい
PS5 Proは12万円と非常に高価なハードになってしまいましたが、それでも同スペックのゲーミングPCを購入するよりは安価です。
PS5 Pro並のスペックを持つゲーミングPCを用意するなら、デバイスを含めた一式セットで考えて20万円以上の予算は覚悟しておいた方が良いでしょう。
マウスコンピューターで販売されているNEXTGEARというAMD製CPUを搭載した安価なブランドのゲーミングPCでも、一式なら20万円を超えてしまいます(これでもスペックに対しては結構安い部類なんですけどね)。
ゲーミングPCセットモデル特集|マウスコンピューター【公式】
また、「ゲーム人口が多い」というのも家庭版ならではのメリットです。
PCゲームの中にはチーターが蔓延った&人口が少ないというダブルパンチで地獄なゲーム(SWBF2など)も沢山あるので、その点の心配が必要ない点はコンシューマーならだと思います。
マルチプレイの際にもクロスプレイが無いタイトルでは圧倒的に家庭版の方が遊びやすいため、「遊びやすさ」というの観点は間違いなくPS5Proに軍配が上がるでしょう。
まとめ: ゲーミングPCはパソコンなので用途が違う
筆者の場合はパソコンで遊べるゲームはパソコンで遊びますし、PS5でしか遊べないゲームはPS5で遊びます。
どちらでも遊べるゲームの場合はクロスプレイがあればPC版を、クロスプレイが無ければ一緒に遊ぶ人がいるかどうかで考えます。
しかし現状ではPS5でしか遊べないタイトルがやや弱いのかな、という印象もあり、配信で人気のゲームはSteam専売という例も数多くあります。
結局のところはゲーム以外の他の用途があったり、PCでしか遊べないゲームに興味がある方はゲーミングPCの方が個人的にはおすすめできます。
ちなみにゲーミングPCを買うなら、「FRONTIER(フロンティア)」というショップの週間セールが安いのでおすすめです。筆者も直近2回はフロンティアでパソコンを買ってます。
以下の記事でフロンティアをなぜおすすめしているのか深堀りしているので、良ければそっちも見てみてください。
なぜ私がゲーミングPCを買うならFRONTIERをおすすめしているのか - GameChoiceガイド
記事中で軽く触れたマウスコンピューターについてもPC初心者におすすめできるショップで、一式セットの価格が安い点は魅力に感じます。
ゲーミングPCセットモデル特集|マウスコンピューター【公式】
予算を抑えてゲームを遊びたい方にはゲーミングPCとPS5 Proはそもそも向いておらず、検討すべきは「普通のPS5」でしょう。
PS5 Proが必要になる層はかなり限られていると感じるため、単にゲームを遊ぶだけならPS5で全く問題ありません。
普通のPS5で遊べてPS5 Proでは遊べないゲームが出るとは考えにくいので、品切れが起きていない今のうちにPS5を買うのも良いゲーム機の選び方だと思います。